ラカシェットで、癒やしのメニューとして提供しているヒプノセラピー(退行催眠)=催眠療法は、
「あなたは過去に○○をやっていましたね」
とか
「あなたには□□の過去があります」
とか、
私が過去を見ていくものではなくて、ご自身で幼少の頃や過去生を見たり、再体験していただくことにより、ご自身の中から解決策を見つけ出すセラピーです。
そんなヒプノセラピーを受けた頂いたお客様の感想で、すごく印象的だったのが「いつもと同じ毎日なんてありえない」という言葉でした。
ここでは、そんなお客様の気付きの言葉とヒプノセラピーのセッションの一部を体験談・感想として紹介しています。
Contents
ヒプノセラピー(退行催眠)の目的は、事実にくっついてしまっている感情を分解していくこと。
ヒプノセラピー(退行催眠)では、事実に紐付いてマイナスに働く感情が、現世ではなく過去生や幼少期にあるという想定で、時間を過去に巻きもどしていきます。
そのときに、脳の状態を寝ているときと起きている時の境目くらいのぼんやり脳に誘導していくのですが、真っ暗で何も見えない、何も感じないということも多々あります。
その理由は、ぼんやり脳になりにくいから。
- 思い出したくない過去を開放する準備ができていない時、
- 恐怖心が強い場合、
- 左脳を使ってテキパキとこなしていく仕事についていらっしゃる場合、
- またヨガや瞑想などの経験が全くない場合など
ぼんやり脳は右脳の領域。
その、潜在意識を司る感覚的な脳=右脳が、顕在意識を司る左脳の活性化に負けて、機能しにくくなっていたり、思い出したくないという感情がぼんやり脳から一気に現実脳に引きもどしてしまうからです。
私は、幼少の頃や過去生の記憶につながりやすいように、頭をリラックスさせて、クリティカルファクターと呼ばれる潜在意識と顕在意識の境界にある膜のようなものを緩めて、潜在意識に蓄積された情報にアクセスしやすいように誘導していくだけなのですが、クリティカルファクターが緩まないのです。
事実とそのその時に紐付いてしまった感情を切り話す作業って、ヒプノセラピーじゃなくてもとっても大事です。
事実に紐付いた感情が、時間とともに変化して事実以上に怖いものになっていたり、恥ずかしいものになっていたりして、必要以上にあなたを萎縮させてしまっていることがあるからです。
お客様の声N様のご感想(ヒプノセラピー)
さて、今日のお客様は、10年ほど前にヒプノセラピーを知って、最近はヒプノセラピー用などの瞑想用CDを聞いていらっしゃるとのこと。
そのCDで過去生を体験しようと思っても、途中で眠ってしまったり、白い光に包まれるシーンが真っ暗なままだったりで、なかなか自分では先に進めないそうです。
私も、ヒプノセラピーについてはテレビなどで知った当時は(大昔にアンビリバボーなんかでやってましたからね♪)色んな本を読み漁ったり、CD聞いたりしてました。
↓これをよく聞いてたんですが、聞けるのは10分くらい。
決まっておんなじところで眠ってしまいます(笑)。
ヒプノセラピーの目的は自分探し。
自分探しのその中で、いつも寂しい感じがする理由と、親しい友人との間に、壁のようなものを作って近くなれない、とのことでヒプノセラピーを受けに来てくださいました。
彼女の場合は、幼少の頃の辛い体験よりも、楽しかった体験の場面に解決と気づきのヒントがかくれていました。
そして、漠然と過ごしている毎日を、もっと大切に過ごしたい、と、今日のセラピーの目的よりも更に大きなものを見つけていただくことができました!
ヒプノセラピーで4歳に戻ったNちゃんは、とっても可愛くて、お風呂で「10まで数えられるよ」と教えてくれた時の表情は、本当に4歳の誇らしげな表情でした。
ヒプノセラピーは、クライアントさま自身に、過去や前世を見ていただきますので、退行できるかどうか、幼児期の楽しかった場面に移行してもらうことからはじめます。
ここで、上手く年齢を退行していって、現世を超えて過去生までいけそうだったら、解決したいヒントのある過去まで、時間をどんどん戻していきます。
つまり問題となっているであろう、心当たりのある場面に進んでいくのですが、Nさんの場合は、問題になっている場面が、楽しい思い出の中に隠れていました。
ヒプノセラピーって幼少期や過去生のトラウマ解消みたいな目的で捉えていらっしゃる方も多いのですが、今回のNさんのように、楽しい場面に解決できるヒントが隠れている場合も多いんですよ。
その、解決策が見つかった楽しい場面を紹介していきますね(了解済みです)
N様のヒプノセラピーセッション中のやりとり
※緑色の文字は私、ピンク色がNさまです。
「今、何が見えますか?」
「市場」
「今、何歳?」
「4歳」
「誰と来ているの?」
「おばあちゃん」
「おばあちゃんは、Nさんのことをなんて呼んでる?」
「Nちゃん」
「おばあちゃんはどんなお洋服を着てる?」
「いつものズボン」
「Nちゃんはどんなお洋服?」
「赤いズボン」
「そう、可愛いね~。Nちゃんは、おばあちゃんとお買い物に来て、楽しいね~。」
「うん」
「何をお買い物しているの?」
「お肉」
「そのお肉で何を作るの?」
「唐揚げ」
「Nちゃんもお手伝いするの?」
「ううん(NO=しない)」
「他に何かみえる?」
「うん。貝(あさり)」
「生きてる?」
「うん、生きてる」
「どうしてそれがわかるの?」
「ぷくぷくしてる」
ここで、お家に帰ってからのもう1つの楽しい場面に移ります。
Nちゃんのもう1つの楽しみは、お仕事から帰ってきたおじいちゃんとのお風呂の時間でした。
「他に楽しいことはある?」
「うん。おじいちゃんとお風呂」
「おじいちゃんとお風呂でなにかする?」
「タオルで風船をつくるよ」
「わぁ、楽しいね~。他にも何かする?」
「数をかぞえる」
「Nちゃんは、いくつまで数えるの?」
「10まで数えられるよ」 ←この時の得意そうな表情は、4歳の女の子そのままで、もうとっても可愛かったのです♪
「10まで数えられるんだ~。凄いね~」
「うん。」
ここで、おばあちゃんやおじいちゃんとの楽しい思い出を、しっかりとにぎりしめて握り締めてもらいます。
何度も、何度も、ぎゅーっと、ぎゅーっと。
楽しい思い出は、宝物。
宝物を無くしてしまわない様に、ぎゅーっと、ぎゅーっと。
このあと、子供の頃の辛かった場面にいったのですが、Nさんにとっては、この楽しかったことの中にヒントがかくれていたので、その場面は割愛します。
Nさんのいつも寂しい感じがする理由
- Nさんのいつも寂しい感じがする理由
- 親しい友人との間に壁のようなものを作って近くなれないこと
この感情は、楽しかった4歳のおじいちゃんやおばあちゃんとの時間の中に潜んでいました。
- 寂しい感じがする理由
- 親しい友人と壁を作って近くなれない理由
時間が来て、自分のお家にかえらなくちゃいけない寂しさの中にありました。
楽しければ楽しいほど、別れが辛い。
Nさん自身から寂しい理由を教えてもらったので、ここでヒプノセラピーは終了です。
セラピー終了後にもう1つ気づいたこと
セラピーが終わって、振り返りをしているときにNさんはもっと確認に迫るようなことを思い出されました。
「漠然と過ごしている毎日を、もっと充実させなくちゃ」と何度も自分に言い聞かせるようにおっしゃっているときに、ハッと思い出したように、
いつものようにバイバイ、と分かれた後、(ご自分が)死んだのかなにかで、2度と会えなくなった人がいる(会えなくなったことがある)ような気がする と。
夜、眠ってしまえば、次の日はいつもどおりの朝が来ると思っていたけど、そうじゃない。
いつもと同じことがずっと続くとは限らないし、いつもと同じ毎日なんてありえない、と。
その時の辛さが、今も残っていて、楽しさが大きければ大きいほど別れが辛くて、それを失ってしまうかもしれないという思いが、潜在意識の深い部分に潜んでいらっしゃったようでした。
終わってからは、とても晴れやかな笑顔で、「ブログでご紹介していいですよ」と言っていただいたので、ここでご紹介させていただきました。
彼女の場合は、
普段から瞑想などで、ご自分と向かいあう作業をされていたこと
ヒプノセラピーに対して、恐怖心や猜疑心がなかったこと
そして何より、
要らない思い込みを手放す準備が整っていたことが、大きな気づきと開放に繋がったようです。
まとめ
ここではヒプノセラピーを受けていただいたN様からの感想と、セラピーの会話の一部を掲載しています。
ヒプノセラピー(退行催眠)は、過去に何があったかよりも、過去の出来事に紐付いてしまった感情を切り離して今と未来を歩んでいくためのセラピーです。
まだまだ続くであろう、自分探しの旅の大きな1歩のお手伝いが出来たことに、私もとっても嬉しい気持ちと、「いつもと同じ毎日なんてありえない」という言葉は、私へのメッセージのように聞こえたのでした。
ワイス博士の前世療法は、睡眠の質が悪いときにもかなりオススメです。
かなり心地よく、深い眠りに導いてくれますよ。
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