5月10日に木星が地球に大接近することをスタートに、続いて土星、そして火星と、今年の夏は1世紀ぶりに、3つの惑星が地球に最接近するという、なんだかワクワクする空事情になっていますね。
先日、5月7日には、木星が月に大接近していて、確かに月の斜め下あたりに、小さな薄茶色の木星が輝いているのがよく見えていました。
地球のまわりを周る小さな月の満ち欠けですら、感情を揺さぶられたり、命を誕生させるほどの影響力をもっているというのに、月よりももっと大きな惑星が地球に最接近するとなると、どんな変化が起こるのか?
これはとっても気になります。
なのでここでは、5月10日から7月末までの惑星の大接近について、内面ではどんな変化が起こりそうなのか調べてみました!
Contents
惑星の地球に最接近日時をチェック
まず、5月10日から今年の夏にかけて最接近する惑星と最接近日時を確認すると、上図のように、
- 木星:5月10日(木)
- 土星:6月28日(木)
- 火星:7月31日(火)です。
この3つの惑星が連続的に地球に最接近して、同じ方角に見えるのは、なんと大正11年(1922年)以来だそう。
色も木星が薄茶、土星が黄、火星が赤とそれぞれに肉眼でも見分けられます。
惑星の大きさもチェック
地球からみる惑星や流れ星は、その惑星と地球の距離によっても大きさが違って見えるわけなのですが、実際の大きさを地球と比べてみると、最初に地球に接近する木星は驚くほどに大きいことがわかります。
左奥の茶色の縞模様があるのが、木星=ジュピター。
太陽系で、大きさ、質量ともに最大の惑星です。
ちなみにその下の、空色のUranusuは天王星、そしてEarthが地球です。
ちなみに、下の一番右、Plutoは冥王星(めいおうせい)。
並び順も確認してみると、中学校の理科で習った「すいきんちかもく・・・」の順番なので、
一番左側の太陽から右に、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星・海王星の順番ですね。
木星について
木星は古くから神話にも登場する惑星で、古代から観測されていました。
木星は、およそ12年で12星座を一周するので、私達がよく知っている星座占いの基本になっている12星座も、木星の黄道に沿う約12年にわたる周期が基本になって各星座が決められています。
木星の占星術的なスピリチュアルな解釈
木星が私達の内面にどんな影響を与えてくれるのかというと、ガスでできている木星のキーワードは
- 膨張
- 発展
- 成長
また長距離の移動なども含みます。
どんどん膨らんだり、意識や行動を拡大させるパワーがあるとされているのです。
こんな大きな木星の影響を受けるのが、2018年の5月10日から夏の間中だとすれば、これはもう何かしらの影響を受けないわけにはいかないですね。
自分から計画だてて、成長しようとか発展しようとか思う前に、外側の何かに引っ張られて、今までの小さな自分枠から引っ張り出されるような感じのようですよ。
小さな枠の中にギュッと詰まっていたであろう自身を表す個性は、枠が拡大されることによって一時的な空気感は薄くなっていくんでしょうけど、枠が大きくなってそれが自分のものになっていく途中でまた、枠の中を自分色でいっぱいにしていくような感覚だろうとおもいます。
引っ張り出されるものは表面的なものではなく、中にあるもの。
本質だとか、頑なになって閉ざしてしまっていた不要なものがあるとすれば、それが表面化して、次の土星の接近時にあわせて、開放されていく、いつの間にか薄らいでいく、みたいな変化が起こりそうです。
土星について
土星は地球時間の約30年(29.5年)をかけて太陽の周りを一周します。
地球が1年で太陽のまわりをまわっていくことに比べると、何と30年かかってやっと1周?みたいなとってもゆっくりとした惑星です。
そのために土星は時間と密接な関係を持っています。
自分の星座が土星の影響を受けている山羊座やみずがめ座の場合、物事に時間もかかるけれど、時間をかけて1つのことをやり遂げる力にも長けています。
土星の占星術的なスピリチュアルな解釈
5月10日から、木星の引力によって広がった意識や行動力の枠の中に、長い時間をかけて築きあげたものが、一段落して必要なものと古くなって不要になったものを整理して次に進む準備に入りそうです。
土星のメインキーワードは、時間。
その他にも、
- 制限
- 課題
- 試練
- 忍耐
- 頑固 などちょっと辛くなるようなワードも続きます。
土星を星座に持っていない人から見ると、いつも辛そうに見えるのかもしれないけれど、本人は辛い意識はあまりなく、自分で課題を見つけてクリアしていくことが当たり前だと思っているし、それをやらないことのほうが落ち着かないんですよね。
そんな土星が6月28日に地球に最接近する影響は、「やっと日の目を見る」みたいな感じかもしれません。
また、諦めではない「もういいか」と、納得できたから次へ進もうみたいな感じです。
そして、一段落ついた後は、次に地球に最接近する火星のエネルギーへとバトンタッチされるわけですが、そのタイミングがとっても絶妙です。
火星について
火星は小さいながらに真っ赤な色をしていてとてもパワフルな惑星です。
火星のキーワードは、行動を起こすきっかけや積極性。
- 「男性性」のリニューアルです。
さあ、お天気がいいから狩りに出かけよう!」みたいに、外側へ向かっていくイメージで行動を起こすきっかけや積極性を携えて、地球に接近してきます。
夏には例年、沢山の流星群が見頃のピークを迎えます。
それなのに、今年2018年は、ことごとく満月やその前後と重なって、流れ星の観測条件は良くないのです。
小さな光が流れていく様は、もちろんワクワクするし、小さな願い事が1つずつ叶っていくようなイメージです。
それに比べて、今年の惑星の大接近は、ちっちゃなプレゼントが沢山ではなく、大きなギフトがドカンとやってくるようなイメージです。
そしてこの大きなギフトは、長い間欲しかったものかもしれないし、まだ使い途がよくわからないものかもしれないけれど、これから先にあなたにとって役に立つ大切な何かであるはずです。
ちなみに、このギフトは、物質的なものと言うよりも可能性を秘めたチャンスや人脈など、ものとして手で掴めるものではいです。
何かわからないけどなんとなく惹かれる人や場所、そんなものの中に、ギフトのありかへ続く道がある感覚です。
それはテレビに映る映像だったり、何気ないおしゃべりの中だったり、もしかしたら、家族や職場環境の大きな変化の中だったり、色んなところに、見つけやすい形で提示されてくるはずですよ。
惑星の名前の由来について
「惑星」の由来ってご存知でしたか?
私は「惑星」の名前の由来なんて考えたことがなかったのですが、これは惑星が逆行することからつけられた名前でした。
惑星たちは火星に限らず逆行といって、後ろに下がっていくような動きをします。
この動きは、太陽の周りを回る速度が(公転速度)が地球とは違うからで、地球が追い越したり追い越されさりする時に、地球から見ると逆行していると見えるのです。
同じ速度で、平行に並んで走っていた電車を追い越す時、隣の電車が後ろに下がってくような錯覚を起こす、あの減少です。
この後ろに下がっていくような動きが、「惑わしている」ように見えることから、惑星と呼ばれるようになったそうです。
まとめ
ここでは2018年の5月10日(木)をスタートに、次々に地球に接近する惑星が私達の内面にどんな変化をもたらしてくれるのかを考察してみました。
- 5月10日(木):木星接近→拡大
- 6月28日(木)土星接近→可能性や気づき、開放
- 7月31日(火):火星接近→新しいエネルギーの流入
一連のこの流れは、よーいどん!でスタートするものではなく、少しずつ昨年あたりから予兆のようなものがあったはずです。
今はまだ気づいていないとしても、今年の年末やずっと後追になった時にの基盤になる大切なもの。
どんなギフトが届くのか、すごく楽しみな夏になりそうですよ!
関連記事もどうぞ
おまけ
先週、福岡市科学館で行われた、火星大接近のセミナーに行ってきました。
1時間のセミナーだったのですが、なんとも癒やされました。
「何を聞いてきたの?」と聞かれると、「どうして 惑星っていうのか?」しか覚えていないんですけどね。
あのドーム内、催眠剤でもまかれてるんじゃないかとかと思うくらい、入ると一気に緩んで睡魔に襲われます(笑)。
人気ブログランキングにも参加しています。応援いただけるとうれしいです。