岩合光昭(動物写真家)の言葉より相手と共振するとか人間が自然の一部だということを感じることとか




岩合光昭(いわごうみつあき)さんという動物写真家をご存知ですか?

動物写真家といっても、猫以外の動物を撮影する岩合さんを知らないような気がします。

岩合さんと猫達の番組は、定期的にテレビで放送されていたり、スペシャル番組としても放送されていたりして、動物好きというか猫好きには、毎回見逃せない番組です。

そんな岩合光昭さんが5月末の「プロフェッショナル」という番組に出演された時の記事を読んでいるのですが、この番組を通して、岩合さんの宇宙観を初めて知りました。

岩合さんの、「相手に共振する」とか「人間が自然の一部だということを感じること」という言葉で、一気に大好きモードに!

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京都の神社

5月末に放送されたプロフェッショナルの撮影は、まずは1年かけて通ってきた京都の神社での撮影されたものからでした。

撮影は、ネコが活動を始める日の出前が基本なのだそうです。

そして、撮影時に大事にするのは、「ネコに、叱られないようにすること」だそうです(笑)。

猫に限らず、相手の気分を損ねると、撮影は台なしになってしまいます。

目線を高くして話しかけると、ネコに伝わるので、同じ目線でネコに優しく話しかけることを心がけていらっしゃいます。

続いて、BSプレミアムで放送される「岩合光昭の世界ネコ歩き」の撮影のシーンにかわります。

チンクエ テッレ

この場所は、イタリア北西部にある、風光明媚(めいび)な世界遺産の町、チンクエ テッレ。

ここで、岩合さんが手こずるのは、“ドン”というオス猫です。

この「ドン」に限らず、もともとオス猫は行動範囲が広く、かなり遠くまで動いていくのですが、岩合さんはさすが写真家らしく動き回るドンを撮影することで、さまざまな町の表情も映し出せると考えていましたし、実際にそのとおりですね。

どんな動物とでも比較的すぐに仲良くなれる岩合さんですが、ドンは警戒心が強く、距離を詰められずにいました。

撮影3日目に、しびれを切らした岩合さんから「ドンと一人で向き合いたい」という撮影スタッフへの要望でスタッフが距離を置くことになった3時間後には、岩合さんはあんなに手こずっていた、ドンと一緒に眠るほど距離を縮めていたのです。

このことについて岩合さんは「相手と“共振”する」という、とっってもわかり易い言葉を使っていらっしゃいました。

ここでは猫のドンとの共振についてですが、時間を共有することで、ともに揺れている「共振」の感覚になり、ネコと心持ちが合って、考えや、次の動作までわかってくるというのです。

この感覚って、猫と動物だけではなくて、人間同士でもあたりまえだけど同じですね。

時間だけではなく、空間も共有するによってお互いがグンと近くなります。

ボスニア・ヘルツェゴビナ

そして、プロフェッショナルで、3つ目のロケ地は、ユーゴスラビア紛争の激戦地となったボスニア・ヘルツェゴビナ。

この国については、名前を聞いたことしかなかったのですが、街がこんなに美しいとは知りませんでした。

海の色もこんなにきれいです。

こういった海の色を見て初めて「エメラルドグリーン」という色の意味を理解できますね。

ボスビア01
https://www.google.com/maps/

そしてこちらは、教会のようです。

こちらも、空の色と建物の色がCGみたいに美しいです。

世界120か国を巡ってきた岩合さんも、初めての国だったそうです。

ボスビア02
https://www.google.co.jp/maps/

こんな美しい街で、岩合さんがイメージしたのは、内戦の爪痕ではなく現実の奥にある、おとぎ話のような“希望を描きたいという思いだったそうです。

確かに、こんな美しい景色を見せつけられたら、厳しい現実があったからこそのカモフラージュかもしれないけれど、闇がはいってくる余地が無いほど、光の部分を描いてほしいなと思いました。

ところが、ロケの下見では仲むつまじく遊んでいた、牧場のネコと犬が、撮影本番では、全く遊ばずに、再トライをするも天候が崩れ、残りの時間はどんどん少なくなっていくという状態で、撮影はかなり難航したようです。

そんな時、岩合さんがふっと目の当たりにしたのは、ネコと戯れる、おとなしい性格の別の犬でした。

根気よく岩合さんがが見守っていると、急にネコが犬に乗って“フミフミ”するという、子猫が親に甘える愛情表現のしぐさを行うという岩合さんの想像を超た「奇跡」の穏やかなカットが生まれたのです。

この時のことを岩合さんは、以下のように追っっしゃっていました。

ネコを40年撮り続けてきた岩合でも、初めてという、こん身の“希望”の映像だった。

そして、このプロフェッショナルという番組は、最後に出演者が思うプロフェッショナルについての想いが発せられるのですがその言葉にはいつもジーンと感動させられます。

岩合さんの思うプロフェッショナルとは

岩合さんの思うプロフェッショナルとは。

『自然との一体感を覚えることが出来る人がプロフェッショナル。

人間が自然の一部だということを感じること、それが一体感を感じることに繫がる』

日々を、日常に追われすぎると、どんどん自然と切り離されていく自分を感じます。

そしてそうなってしまうと、自分自身のことが全くわからなくなってきて、自分にとっての正しい判断もできなくなってくる。

岩合さんの言葉から、そんなことぼんやり感じてしまいました。

最後に岩合さんのプロフィールと写真集の紹介です。

岩合さんのプロフィール

 

岩合光昭

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 名前:岩合光昭さん(イワゴウ ミツアキ)
  • 生年月日:1950年11月27日
  • 出身:東京都
  • 出身大学:法政大学経済学部

おきて―アフリカ・セレンゲティに見る地球のやくそく

写真をはじめたきっかけは、同じく動物写真家であった、父・岩合徳光さんの影響だったようです。

それにしても、岩合さんの父親も動物写真家だとは知りませんでした。

命―日本の野生

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