土の星座のおとめ座は、何事もじっくりと時間をかけて取り組むことが得意な星座で、そのほうがうまくもいくし自分自身も安心できます。
ただ、時として、じっくり考えすぎてスタートできなかったり動けなくなったりすることもしばしばありそうで、そんな乙女座さんのブレンド精油は、風をイメージするようなとっても軽い香りになっています。
ある程度精油の香りをご存じの方は香りをイメージできると思うのですが、5月の晴れた休日の朝に、部屋の窓を全開にして大掃除をしたあとに、「さあ、出かけよう」みたいな、とっても爽やかな香りのブレンドです。
是非、香りのお守りスプレーとして室内で使ったり、洋服やハンカチなどの持ち物にスプレーして使って頂きたいブレンドです。
Contents
乙女座のキーワード
乙女座のキーワードはリラックス・リフレッシュ・開放
乙女座のキーワードは、リラックス・リフレッシュ・開放と、獅子座に続き心地よい風のイメージです。
この心地よい風は風来坊にならないように、土の星座のおまもり精油にもなるシダーウッドをブレンドすることによって、着地したところで時分らしくあることが出来るようなぶれんどになっています。
乙女座のアロマブレンドレシピ
アロマの種類とレシピ
- スペアミント:2滴
- ユズ:1滴
- レモンユーカリ(シトロネラ):1滴 ←虫(蚊)避けのスプレーには必須
- カモミールローマン:1滴
- ラベンダー:4滴
- スイートマージョラム:3滴
- シダーウッド・バージニア:1滴
1%濃度の水溶液や希釈オイルオイルの計算方法
上記の精油を全部足すと、合計が13滴。
この精油を1%濃度で使いたい場合の計算式は13×5=65
*0.05滴を5で計算します。
使用方法
ルームスプレーの場合は
通常、アロマの希釈濃度は、香水などの特別な使用方法を覗いてはスプレーでもオイルでも上限1%で作っていきます。
乙女座さんのブレンドは、精製水の割合に対してエタノールの割合が多いです。
これは、清涼感や風をよりイメージさせるためなのですが、エタノール5ml程度でもOKですね。
- 無水エタノール(ウォッカ)10ml
- 精製水(ミネラルウォーター軟水)55ml
*スプレーは2周間以内に使い切ってください。
オイル希釈の場合
- 65mlのキャリアオイルに13滴ですが、精油の香りは良いのですが皮膚刺激の強いものも含まれていますから半分量くらいから使ってください。
おすすめのキャリアオイルは、
- スイートアーモンドオイル
- ホホバオイル
- マナダミアナッツオイル(お肌の加齢かが気になる方用) などです。
- セサミオイル(太白白ごま)
*夏場のキャリアオイルはアーユルヴェーダでも使われるセサミオイルもおすすめです。
ビタミンEが含まれるこのセサミオイルは酸化しにくいことと、オイル自体に緩めの日焼け止め効果も持っています。
よく、「オイル焼け」と言われるように、オイルを塗ると、日焼けを助長するように思っていらっしゃるかたも多いけど、そうではないんですよ!
植物から100%抽出されるベジタブルオイルは、自分を守るために様々な成分を持って、生息する産地に適応していきます。
そのなかの1つに日焼けしにくい成分も含まれるということです。
オイルベースのものは1ヶ月以内にお使いくださいね。
ユズの光毒性に注意!
乙女座の精油のブレンドで注意が必要なものは、オイルで使う場合のユズ。
こちらはスプレーにすると、物凄く軽い香りでオレンジやグレープフルーツとは違った繊細さをもちながら、私達日本人には安心できる香りです。
柚子の精油を製造する方法は2つあります。
- 圧搾法(あっさくほう)
- 水蒸気蒸留法
圧搾法は、通常の柑橘系の精油を果皮から抽出する際の製造方法で、殆どの柑橘系精油はこの方法で抽出されます。
熱を加えずに抽出するので、とっても美味しそうな果実そのままの香りが再現できるのですが、光毒性成分に注意しないといけません。
一方、近年は水蒸気蒸留法でも柑橘系精油の抽出がおこなわれており、こちらには全くではないのですが光毒性の心配がないとされています。
理由は、光毒性をもつ成分の重量は重たいので、水蒸気として揮発しにくいのです。
圧搾法で抽出した柚子精油に比べると、水蒸気蒸留法で作られる柚子の精油はより繊細な香りになってしまうのですが、いつでも安心して使いたい場合はこちらがおすすめです。
光毒性とは、皮膚に付着したまま日光にあたると、シミになったり炎症を起こす成分です。
参照⇒ 柑橘類の光毒性成分について
皮膚刺激のある精油にも注意
また、スペアミント、レモンユーカリ(シトロネラ)も皮膚刺激が強いので、オイルとして使用する場合は注意が必要です。
夏場の虫除け(蚊よけ)スプレーに使っていくことが多いレモンユーカリ(シトロネラ)は、アロマランプやディフューザーでそつない芳香を楽しんでみてください。
お部屋の消臭効果も抜群なので一石二鳥です。
コラム
乙女座のブレンドに使われているシダーウッド。
シダーウッドは
- バージニアン(ヒノキ科)
- アトラス(マツ科)
の2つの種類があります。
綿井が個人的に好きなのは断バージニアン(ヒノキ科)の方です。
この2つの精油は、植物自体が違っていますから香りも成分も違っているのですが、スピリチュアルな観点ではどちらも第一チャクラに対応する精油でしっかりと地に足をつけてくれる精油としてつかっていきます。
香りは重たく、他の香りをとどめてくれるのですが、風で飛ばされたとしても、しっかり自分の居場所を見つけて、着地させてくれるようなイメージです。
シダーウッドの精油は、ラベンダーや柑橘系精油のように単体でふかっていくことは殆どありません。軽い香りとブレンドして使っていくことが殆どです。
勢いに任せて動き出して、ふっと落ち着いて、不安になってしまうとき。
「大丈夫だよ」って教えてくれるように爽やかな香りの中で主張してくるような香りです。
そしてこのシダーウッドは、乙女座の他にも、同じ土の性質を持つ、牡牛座ややぎ座のお守り精油でもありますよ。
まとめ
ここでは、12星座別のアロマレシピの乙女座について、AEAJの季刊誌(No.84・2017年Summer)に掲載されていたアロマのブレンドレシピを、私自身の経験や解説を添えてまとめています。
私は冬生まれのやぎ座なので、土の精油を良く使うのですが、乙女座のブレンドに使われるシダーウッドは本当に大好きな精油です。
自分に戻っていく感じというのでしょうか?
センタリングとか自己一致とかを促してくれるので、時分としっかり繋がりすぎて、嫌なことや我慢することが難しくなります。