インナーチャイルドとは「内なる子供」。
セラピー業界ではよく、「インナーチャイルドを癒やしましょう」的なこともよく言われます。
そもそも、「内なる子供って何だ!?」っていうところを解説すると、自分の中にある子ども心とか、幼少期の記憶や体験などひっくるめた総称なのですが、セラピーでは、その幼少期の記憶や体験の中でも、特に傷ついた出来事や感情を持った幼少期の自分を「インナーチャイルド」と呼んでいます。
沢山の幼少期の記憶や体験って、大人になると積み重ねる時間が増えるだけ、過去に起きた出来事が遠くに流れて忘れてしまっていることも多いけど、大人も子供も1日の持ち時間は同じ24時間。
同じ時間の中で、見たり聞いたり感じたりする時間は、大人も子供も同じなわけです。
そんな繰り返す毎日の時間が、いつも楽しいことで埋め尽くされていれば問題ないのですが、思いもよらぬ出来事で傷ついたり悔しい想いをすることもたくさんあったはず。
そんな出来頃の中で、何年経っても、何十年立っても、傷ついたまま心の中に居座ってしまっているのがインナーチャイルドで、何か新しいことを始める前の不安なときや、ものごとが停滞してうんきがわがっているように感じるときにひょっこり現れます。
インナーチャイルドは「自分を守る強力な手段」としてあなたを守ってくれる最強の助っ人でもある反面、強力にあなたの夢や希望をぶち壊してくるやっかいな「かまってちゃん」にも豹変します。
「傷つくし失敗するし、上手くいかずに笑われてしまって、こんなに傷ついてしまうのよ!」と言わんばかりに、子供のころの傷ついたことや辛かったことを次々に思い出させてくれます。
なんだか心配性の親にも似ているけど、その心配性の「かまってちゃん」が自分の中にいるとかなり厄介でもあるんです。
新しいことに挑戦しようとするたびに、強力な記憶と感情を切り札に「傷つくから辞めておきなよ」メッセージを発動するのですから・・・
そんな、「かまってちゃん」に変わってしまった小さな子供を癒やすセラピーがインナーチャイルドセラピーです。
インナーチャイルドを癒す方法の代表に、退行催眠(ヒプノセラピー)はすごく有効なセラピーなのですが、簡単に癒せるのがインナーチャイルドカードです。
なのでここでは、先日のインナーチャイルドカードのセッションを交えながら、どんな風にインナーチャイルドを癒やしていくのか、早速この記事の本題に入っていきます。
あなたの記憶と思い込みは間違っていませんか?
つい先日、遠くから久しぶりに来てくださったお客様。
役職を持って、会社からも部下からも信頼される有能なキャリアウーマンながらに、物腰の柔らかさから、部下から慕われているのがよくわかるような素敵な女性です。
ただ、沢山の人が集まる会社の中にはそんな彼女の活躍ぶりを妬んだり、出てきた杭と思われれば、たたき潰そうとする人もいるわけです。
彼女の頑張りは、いつの間にか自分の功績にすり替えられ、自分の失敗は彼女のせいだと押し付けられ・・・
そんな理不尽な中、半年足らずでその上司から逃れるために転職した人もいるというのに、彼女は自分を守る手段の1つに、原因を自分の中に探っている途中で見つけたのが、子供のころに悔しい思いをしたり傷ついた自分でした。
言いたいことが言えなかった自分。
それは子供世界にもある小さな権力争い。
子供時代は体格の大小だったり、家柄だったり、子供なりにいろんな理由がります。
それはダメなこととか、上手くいかないこととか思っていても「あの人には逆らえない」とか「ど「どうぜあの人に言ってもわかってもらえない」とか。
そんな、幼少期に傷ついたインナーチャイルドがひょっこり現れて、傷つかない様に彼女を守ってくれるだけなら良かったのですが、彼女らしさのパワーまで奪っていたのでした。
小さい彼女にアクセスすると、
「あのとき言いたいことが言えなくって悔しかった」
「言いたいことを言えばよかった」
「でも言えなかったのはどうせわかってもらえないから・・・」
ここまでは事実かもしれません。
そしてここからが重要です。
「勇気を持って言えなかった自分はダメだ・・・」と決めていたのです。
まさに子供らしい理由です。
そんな悔しい想いをしている小さな彼女は本当にダメな子なんでしょうか?
自分の言いたいことを言わなかったことはダメなことだったのでしょうか?
ちょっと考えてみてください。
いつも仲間をまとめていた、ちびっこボスは、いつもどおり自分の意見が通って自分の思い通りにことが運んだことにして、とても満足しているでしょう。
そんな、ちびっこボスに花を持たせてあげたって考えることはできないでしょうか?
(ちびっこボスが傲慢であった・・・と気づかなくちゃいけない、という話はまた別の機会に)
我慢したあなたは本当にダメだったのでしょうか?
言いたいことを、グッとこらえることができたあなたは、勇気がなかったのではなく偉かったのかもしれませんよ。
相手の気持ちを考えすに、自己主張して自分だけスッキリするのも対処法です。
我慢することのほうが、辛かったり悔しかったり、エネルギーを使うことは大人になるとよくわかりますよね。
最初は自分を守るために「自己主張しない」と決めたことが、今の貴方を取り巻く会社組織の中で、みんなと歯車を併せ、部下の意見な気持ちを上手に汲み取りまとめるスキルとして、会社からも部下からも信頼される素敵な女性と評価されているからこその役職に繋がっていませんか?
「あの人に言ってもわかってもらえない上司」ではなく、「本当のことが言える上司」「わかってくれる上司」。
そんなカードがインナーチャイルドカードで見事に展開されていました。
インナーチャイルドカードが教えてくれること
実際にインナーチャイルドカードがどんな風に展開されたかというと、ズラリコチラ。
自分のダメだと思っていた部分は、長所だと気づかせてくれ。新たな可能性に気づかせて出発を促すカードが展開されました。
カードが教えてくれたことは、意識を向けてチャレンジすべきは、部下を守りそれぞれの長所を引き出してあげること。
それを決断すること自体が、あなたの新たな出発へ踏み出すことにもつながって、価値ある財産へへと変わります。
十字架の頂点に現れたカードは、チャレンジしたことの成果を表すカードで、ひょっこり現れている白い尖ったものはクリスタル!
カードの絵柄からもわかるように地表に現れているのは、クリスタルのほんの一部です。
輝く武器と財産の象徴ですね!
あまとめ
ここではインナーチャイルドについt簡単な説明と、インナーチャイルドカードのセッションについて、最近のケーススタディを交えて紹介しています。
インナーチャイルドカードは、おとぎ話が元型になったタロットです。
ただ、使い方は、未来予測的に出来事を予測するのにつかうのではなく、心や気持ちにフォーカスして過去や今のあなたを強力に癒やします。
インナーチャイルドカードを自分で使ってみる
インナーチャイルドカードは、通常のタロットカードに比べると、価格もちょっと高めだけど、楽天市場やAmazonn、 Yahooショッピングからも購入できます。
抽象的な表現なので、なれないと使いにくいかもしれませんが、絵柄を見て自分が何を感じるかどう感じるか自分と向かい合うことで、自分癒やしのツールとして使ってみてくださいね。
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