呼吸に問題ありタイプのあなたは、まず、風邪などで呼吸器に炎症があるのか?
それとも心配事などがあり、気持ちが休まらない緊張状態にあるのかを観察してみてください。
ここで紹介するアロマは、そのどちらにも使えるものですが、根本原因を知ることで、呼吸に問題が起こる前の予防にも使っていくことができます。
まず、呼吸に問題ありという場合に使っていくのは、樹脂系の精油と空気を清浄してくれるウッディ系の精油です。
では早速精油をチェックしていきましょう。
Contents
呼吸に問題ありタイプに役立つ精油
呼吸に問題ありと感じるときに使用していく精油は
- フランキンセンス(乳香・オリバナム)
- ユーカリ・グロブルス です。
フランキンセンスは、キリストの誕生時に賢者から送られた高貴で貴重な物の1つです。
また強い清涼感のあるユーカリの香りは、嗅ぐとスーッと一気に涼しくなり、風邪や花粉症の鼻づまりも一気に解消してくれるので呼吸も随分楽になります。
フランキンセンス
フランキンセンスは、乾燥した半砂漠地帯に育つ梅の木に似た低木です。
精油は、幹から滲み出る乳白色の樹脂から抽出されるのですが、その乳白色のがお乳のようなことから乳香(にゅうこう)とも呼ばれています。
瞑想時などの神聖な場でもよく使われる、フランキンセンスの香りは、レモンと同じ「リモネン」という成分の含有率が高く、ほんのりレモンの香りのするやわらかで温かい香りです。
フランキンセンスは精神を高揚させる作用と同時に、深く気持ちを鎮めてくれるので、精神的に切迫した緊張が続くことから来る呼吸の浅さにはもってこいです。
また、肺や喉や鼻など、呼吸器系の粘膜を鎮静し、過剰な粘液を排出することから、気管支炎や風邪の症状を柔らげてくれます。
呼吸器の不調といえば喘息。
このフランキンセンスは、喘息の改善にも役立つ精油で、マグカップに1,2滴のフランキンセンスを落とし、熱湯を注いでその湯気をゆっくり吸入することで、呼吸を楽にしてくれます。
また、美容の分野でも香りが良いことに加え、手荒れや老化肌にも役立つ精油として、化粧品に配合されているものもありますね。
ユーカリ
コアラの主食として知られているユーカリには沢山の種類があります。
その中で、呼吸器を楽にしてくれるユーカリは「ユーカリ・グロブルス」。
冬の季節の、風邪やインフルエンザ予防の代表として、お部屋での芳香に使われることも多く、目の覚めるような清涼感があります。
呼吸器の弱い方には特におすすめの精油で、去痰、粘液のうっ滞を除去するはたらきがあります。
呼吸器系の中でも、気管支や肺などの不調を改善してくれますし、精神面では、呼吸とともに古い考えやがんじがらめになって身動きの取れなくなってしまったような思考からも開放してくれます。
あと、オススメお使い方としては来客時など、お部屋の匂いが気になる時に使用すると、あっという間に清涼感で満たされますよ。
ユーカリを使う時の注意点
ユーカリは、スースー感がとても強く、皮膚刺激が強いので直接触れないことはもちろんですが、使用量や使用方法には注意してください。
同じように粘膜刺激もとても強いので、水蒸気を使った吸入時には必ず目を閉じておこなってください。
お部屋で香らせる場合も、小さなお子さんやペットの居るお宅では、少量から試してくださいね。
La cachette(ラカシェット)おすすめの呼吸を楽にする精油
呼吸を楽にする精油に「安息香(あんそくこう)」という、いかにも呼吸が楽になりそうな香りを持つ精油があります。
この安息香も凄くおすすめです。
香りは、甘いバニラの香りそのものです。
英名はベンゾイン。
この安息香にも、フランキンセンス同様去痰作用の他、気持ちを鎮静させてリラックスさせてくれる作用があり、緊張で呼吸が浅くなっている場合にも有効です。
皮膚刺激も殆ど無いので、ホホバオイルなどのキャリアオイルにティースプーン1杯(5cc)に1滴落として、胸のあたりに薄ーく伸ばしてつかえます。
まとめ
ここでは、自律神経の乱れから呼吸が浅くなってしまっている場合、また風邪などの呼吸器の不調から呼吸が浅くなっている場合の精油の組み合わせについて紹介しています。
自律神経って、思いの外デリケートです。
過剰なストレスはもちろん、ほんのちょっとした外的要因からも簡単に乱れてしまうことも凄く多いのです。
体力が低下した場合や、心的ストレスがたまった場合。
また日頃の生活習慣などから、自分の自律神経がどんな風に乱れるのか把握しておくことは、自分自身を知ること、そして自分自身を大切にする事としても、とても大切ですね。